関東の旅

茨城県

鹿島神宮(鹿嶋市)
紀元前660(皇紀元)年創建と伝えられる。常陸國一之宮で、武甕槌大神(タケミカヅチノオオカミ)を祭る。写真の朱塗りの楼門は1634(寛永11)年に水戸初代藩主徳川頼房が建立した。高さ約10m。

筑波山神社(つくば市)
祭神は男体山に祀る筑波男ノ神(イザナギノミコト)と筑波女ノ神(イザナミノミコト)の二神で、筑波山の中腹(海抜270m)にある筑波山神社より上の境内地(筑波山)をご神体として拝する古代の形が残る。

足尾神社(八郷町)
南から筑波山・足尾山・加波山と並ぶ中央の足尾山(628m)の頂上にある。創立年代は不詳で、足尾山は「筑波国風土記」に葦穂山とあり、山麓には葦の穂が生い茂っていたものと思われる。今はその名からも足に関して霊験のある神社として、境内には多くの履物やギプスが奉納されている。写真は山頂の本殿で、草鞋がくくりつけてある。

加波山神社(真壁町)
景行天皇の時代、日本武尊の東征に当たり、加波山に登り、三神を祭り、社を建て加波山天中宮が創建されたのが始まりといわれる。加波山天中宮は水戸徳川家の崇敬厚く信仰され、大いに栄え現在に至る。
 
偕楽園(水戸市)
1842(天保13)年、徳川斉昭が造園し、領民と偕(トモ)に楽しむという意味から"偕楽園"と名付けられた。日本三名園に数えられる。左の写真の好文亭は木造2層3階建ての建物で、文人雅客を招いて詩歌、管絃、茶会などが催された。右の写真は好文亭の3階、楽寿楼から見た景色。

篆刻美術館(古河市)
1991(平成3)年春にオープンした日本で初めての篆刻専門の美術館。篆刻とは、書道芸術の一つで、700年ほど前に中国で起こる。四書・五経や漢詩などから語句を選び篆書という古文字を用いて柔らかい石に刻んで押したものを鑑賞する芸術。篆書は古代の文字を使用しているので、現代の漢字の成り立ちなどを知るきっかけになる。建物は大正9年築の3階建て石倉を改修したもので国指定登録文化財。
栃木県

華厳滝(日光市)
発見は勝道上人(ショウドウショウニン)と言われ、仏教の経典の「華厳経」から名付けられた。高さ97mの絶壁から落下する様は圧巻。水しぶきを上げ、轟音を轟かせながら落ちる名瀑の名にふさわしい滝。

いろは坂(日光市)
国道120号線、馬返と中禅寺湖の間の道で、登りは第二いろは坂(「い」〜「ね」:20のカーブ)下りは第一いろは坂(「な」〜「ん」:28のカーブ)と呼ばれ、合計48のカーブから成る、つづら折りの坂。標高差は約500m。1954(昭和29)10月に第一いろは坂が完成。日本で二番目の有料道路で、当時は対面通行だったが、交通量の増加に伴い、1966(昭和41)年、第二いろは坂が完成。一方通行という現在の形になりました。1984(昭和59)年9月より無料化。
 
日光東照宮(日光市)
1617(元和3)年、2代将軍秀忠が、家康の遺言により家康を祭神として創建したもの。その後、3代将軍家光が、莫大な費用をかけた寛永の大造替(1634〜1636)を行った。建物には極彩色と細密な彫刻、金箔が惜しみなく使われており、江戸初期の技術の粋が凝縮されている。山王一実神道(サンノウイチジツシントウ)の宗教理念により、神社建築と寺院建築が混在する独特の様式は他に例をみない荘厳さを醸し出している。世界遺産指定。
群馬県

妙義山神社
妙義山の手法、白雲山の山麓に位置し、1400年前の創建と伝えられる。社殿や朱塗りの総門などが国の重要文化財に指定されている。約20本の枝垂桜が有名。

榛名神社(榛名町)
用明天皇(585〜587)の創建とされ、雨乞いの神社として知られる。まt、修験者の霊場として古くから榛名山信仰の参拝者を集めてきた。境内には、武田信玄が戦勝を祈願し矢を射立てる儀式に用いられた矢立杉(天然記念物)の他、本社の背後に御姿岩と呼ばれる巨岩がある。祭神は、火産霊神(ホムスビノカミ)、埴山毘売神(ハニヤマヒメノカミ)。
千葉県

犬吠埼(銚子市)
銚子半島の最東端、三方を海に囲まれた高さ約20mの海食台地で、中生代白亜紀砂岩からなる断崖の下は無数の岩礁が散在する。灯台の下には”胎内くぐり”と呼ぶ海食洞窟がある。

犬吠埼灯台(銚子市)
1874(明治7)年、イギリス人リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計で造られた高さ約32mのレンガ造りの西洋式灯台。工事に使用されたレンガは約19万3千枚で、当時日本のレンガは品質粗悪な為、イギリスから輸入する筈が、技師の中沢孝政が国産化を主張し、国内で良質の土を探し、苦心の末、外国製に劣らないレンガを製作。以来、現在でもレンガ造りの建築物としては尻屋崎灯台につぐ高さを誇る。
埼玉県

秩父夜祭(秩父市)
秩父神社の冬季例大祭で毎年12月2,3日に行われる。京都祇園祭、飛騨高山祭と並び、日本三大曳山祭に数えられ、300年以上の伝統を誇る。秩父屋台の特色は屋台芝居を上演するため、4台の屋台それぞれが「廻り舞台」を持ち、左右に芸座を付設できる仕組みになっている。その上、傘鉾・屋台ともすべて解体組立式で、釘は一本も使われていない。昭和50年に国指定重要有形民俗文化財
東京都

東京遊覧
92年10月18日はとバスのツアーに参加し、、東京上空をヘリコプター遊覧しました。

大石良雄外十六人忠烈の跡(港区)
大石内蔵助良雄ら17人が切腹した所。当時は熊本藩54万石細川越中守の下屋敷。明治から大正にかけては高輪御所や東宮御所になったこともある。切腹の跡地は高松中学校の塀の一部を囲って旧細川邸の庭園として保存されている。

名主の滝公園(北区)
嘉永年間(1848〜1854)王子村の名主畑野孫八が自邸に開いた江戸情緒豊かな庭園で、台地の斜面を巧みに利用し自然の風景をうまく取り入れている。園内には地下水を利用した四つの滝が流れ落ち、中でも男滝の景観は見事。落差8m。
写真は左は公園入り口、中は女滝、右は男滝。
  
東京ミレナリオ(千代田区)
東京の街を舞台装置に見立て、人々が夢や喜びとともに出合い、触れ合う「東京の新しい祝祭」として1999年から開催される。神戸のルミナリエと同じプロデューサー。丸の内仲通り会場にて開催される。

東大赤門(文京区)
東大は江戸時代の加賀藩前田家上屋敷跡にあり、赤門は前田家十三代斉泰が1828(文政11)年に十一代将軍家斉の娘溶姫を迎え入れたときに建造された門で、朱の漆で彩られたことから、赤門と呼ばれるようになった。漱石の時代はまだ正門がなく、この赤門を利用していたらしい。

佛沢滝(檜原村)
日本の滝100選にも選ばれた滝で、仏具の払子(ホッス)に形が似ていることからかつては「払子の滝」とも呼ばれていた。4段の滝で構成されており、全体では落差60m、奥行き50mあると言われるが、実際に見えているのは4段目の部分で、落差25mほどである。夏はライトアップされ、冬には凍結し、素晴らしい氷瀑を見られる。

神戸岩(檜原村)
神戸岩(カノトイワ)は北秋川の支流神戸川に部分的に発達した渓谷で、長さ60m、幅(谷底で)約4mあり、両岸の高さは約100mある。峡谷はジュラ紀に属する角岩(チャート)層からなり、岩石が特に堅硬であるためにできたもの。底には小規模だが滝が連続的にかかり、甌穴もある。神戸とは大嶽神社の入り口の意味。
神奈川県

鎌倉大仏(鎌倉市)
正式には大異山高徳院(浄土宗)の本尊。創建は不明だが、北条泰時と時代、浄光とう修行僧が1238(暦仁元)年から作り始め、1243(寛元元)年に開眼したこの時、木造だったが、4年後に暴風雨の為、倒壊。1252(建長4)年に再建。この時は、金剛の大仏だったらしい。その後、大仏殿などが台風などで倒壊し、1495(明治4)年に今のような露座の大仏となった。とにかく、観光客が多い有名な場所。胎内拝観もできる。高さ11.35m、重さ124t。

鶴岡八幡宮(鎌倉市)
源頼義が奥州の戦乱、前九年の役出兵にあたり、京都・石清水八幡宮にて祈願し、勝利を収め、その戦勝記念として1063(康平6)年に八幡宮の分霊として鶴岡(今の材木座周辺)に創建したのがはじまりと言われる。その後、鎌倉幕府の源頼朝が1180(治承4)年に現在の場所に移築し、その後消失したため、改めて1191(建久2)年に源氏守護神を祀る宮として開いた。祭神は、応神天皇、神功皇后、比賣神。
  
宮ヶ瀬ダム建設工事見学ツアー(厚木市)
宮ヶ瀬ダムは、相模川水系の中津川に設けられたダムで、高さ156m長さ400m。重力式コンクリートダムで体積206万m3。これによりできた人工湖宮ヶ瀬湖は面積4.6km2にもなる。平成12年完成。工事期間中もダム見学(93年7月)が出来、ダム側面の道路より見物する(当時、工事期間中はダム周辺の道路は通行止めの為立入禁止だった)。
  
大山(厚木市)
標高1252mで、丹沢の入り口にあたり、山頂には阿夫利神社が建つ。比較的登りやすい山でケーブルカーで標高700m弱まで登ることが出来、ハイキング客も多い。写真は94年2月に十数年ぶりに大雪が降った翌朝に撮影したもの。

芦ノ湖(箱根町)
面積6.88km2、最大深度43.5m、湖面の標高724mにあるカルデラ湖。周辺には有名な温泉地をかかえ、遊覧船やボートレンタルなど遊びにかかない。また、ブラックバスやニジマスなどの釣りスポットでもあり、関東でも有数の観光スポット。富士の景色も素晴らしい。


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