カムイワッカ湯の滝
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名称 カムイワッカ湯の滝
場所 北海道斜里郡斜里町
泉質 強酸性硫黄泉
入浴料 無料
入湯日 99年9月、00年8月
 知床大橋へ向かう林道の途中に入り口があります。ちょうどこの湯の川を跨ぐ橋のたもとに登り口があり、近くでは夏のハイシーズンだけわらじをレンタルしてくれる人がいました。また、簡易トイレも設置してあるのですが、やはり観光シーズンだけのようです。登り口から目的の湯壺まで歩いて約2,30分かかります。その間なだらかな滝のような形になった湯の川を登っていきます。足場が藻の為に滑りやすくなっており、運動靴や皮靴などは危険です。できればわらじがあるといいのですが、捨ててもいい厚手の靴下で歩く方法もあります。ただ、この場合は小石などを踏んだときに足が痛むことがあります。

 カムイワッカ湯の滝は、知床連山の中で今も活火山の硫黄山より所々で湧き出る噴泉を集め、海まで流れる湯の川。湯の滝と呼ばれる場所は北海道や東北に幾つかあるが、ここは野趣性に富み、目的地まで長く変化に富んだ、ちょっとした探検気分を楽しめる場所もそうはないでしょう。一度は訪れたい所。今では有名な場所になってしまったので、夏の観光シーズンには交通規制されるほどになってしまいました。たしかに規制される前は車のすれ違いができないほど、周辺には路上駐車の車が数キロにわたって、並ぶほどでした。
 登り口から少し上がったところから、滝の水は温く、登るに連れ、水が温かくなっていくのがわかります。滝の形もいろいろと変化に富み、同行者の中には滑り台のようにして楽しむものもいました。滝のしぶきが目に入ると意外にしみます。お湯が強酸性の為、顔には絶対につけないように。
上の湯壺が目的の湯の滝。お湯がエメラルドグリーンの綺麗な色をしている。一度に2,30人は余裕で入れるほど大きい。夏ならば混雑する。温度は少し温め。有名になった為か、水着で入る人が多いです。この滝より上にも湯壺があるが、ここから上は落石の危険が高く、登るのも大変ですが、むしろ帰りの方が危険です。健脚な方以外はこの湯壺で引き返した方が無難だと思います。
更に上流に行くと上の湯壺にたどり着きます。これより上に登ろうとしたのですが、噴泉があるだけでした。川の横壁あたりからはあちこちから湯気が上がっており、雰囲気を盛り上げてくれます。滝の落ちている付近は温度も高いのですが、底が深く立つことができません。