旧館の浴槽に入ると、肌に油分が吸い付く感じで、体がヌルヌルとしてきます。その効能か保湿効果が強く、温泉から上がっても体がポカポカと心から温まります。湯上がりには、よく体を拭き取らないと着物にも油が着いて黄色くなるので要注意。
この温泉は、皮膚病に効果があると言われており、地元の人も火傷や切り傷の時、この温泉に入ると早く治ると言います。また、重度のアトピーや乾癬の方が湯治をしており、多くの方が改善して帰っていきます。遠くは九州や本州からわざわざ湯治に来る方もおり、中にはこの地に仕事を見つけ、移住した方までおります。
実は、私も尋常性乾癬を患っており、湯治できる温泉はないか医者に尋ねた際に、この温泉を教えられ、訪問したのでした。ここの温泉は私には非常に効果があり、今ではほとんどわからない程度に改善されました。
現在重度のアトピーや乾癬で悩んでおられる方は一度試されるのをお薦めします。湯治をお考えの方は、センターから約300mくらい離れたところに「湯快宿(ゆかいじゅく)」という湯治専用の自炊宿泊施設があり、こちらで宿泊しながら湯治されると旅館より割安に泊まれます。詳しくは
こちらのHPをご覧下さい。
「日本最北の温泉郷」の豊富温泉(ちなみに最北の温泉は、稚内市の「童夢」)。旅館が数軒と町営の日帰り入浴施設があります。この辺りは昔、石油の掘削をしていたらしく、石油を掘ろうとしたら、温泉が出たのが始まり。日帰り施設の「ふれあいセンター」は元湯で、ここより各旅館に引湯しています。源泉には石油が混じっており、湯の色も茶褐色で、浴室にはいると強い石油臭がします。
「ふれあいセンター」では、新館と旧館があり、旧館は湯治専用の施設で、源泉より石油分を混ぜて引湯しており、油を含んだ湯の花があちこちに浮いています。その為、一般の方は新館の方が入りやすいでしょう。