東北の温泉

野湯編
八九郎温泉
秋田県小坂町
八九郎集落の中にある温泉。田圃の真ん中に何故か自噴している。ちかくに民家があり、入るのが躊躇われた。
奥八九郎温泉
秋田県小坂町
八九郎温泉から林道を走り、山奥に入ったところにある。湯舟の底から気泡が幾つにも湧き出ている。天然のジャグジー温泉。湯温が低く、夏でないと入れない。
奥々八九郎温泉
秋田県小坂町
林道の途中にいきなり土の色が変色した場所が現れる。湯舟は二つあり、それが繋がってひょうたん型になっている。左側の湯舟がすり鉢状になっており、一番底の部分から勢いよくお湯が湧き出ている。自然の偉大さを感じさせる温泉。夏場はアブがたくさん発生するそうだ。
荒湯地獄
宮城県
山中に沸く秘境中の秘境にふさわしい温泉。周囲には硫黄臭がただよい、風がない時は危険。先人が作った湯舟を利用させてもらった。温泉成分が多量に含まれているようで、スコップを使って中の溜まったものを出さないと浅くて入れない。戦前はこの地に硫黄工場があったらしい。
河原毛大湯滝
秋田県湯沢市
河原毛地獄の駐車場に車を停めて、そこから徒歩約15分ほど下る(帰りは上りになるので、少し時間がかかる)。落差は20m位はありそうな水量豊富な湯の滝。滝の落差といい、水量といい、他にはないくらい立派だ。強酸性な為、傷口や目にしみる。滝の真ん中あたりにも滝壺があり、そこも入れる。脱衣所有。存分に楽しめる温泉だ。
河原毛地獄
秋田県湯沢市
河原毛地獄のあちこちにも湯が湧き出ており、誰かが作ったと思われる湯舟があちこちに見られる。湯温も適当で、湯舟を巡って温泉三昧ができる。ただ、駐車場から近く、河原毛地獄の遊歩道が通っているので、人から見られる可能性が高い。当然、脱衣所はない。泥湯温泉から歩いてくる事もできるらしい。
轟温泉
宮城県鳴子町
轟温泉にかかる赤い橋の近くにある温泉小屋。見た感じでは温泉とはわからない。地元民の為の温泉で、3人のおばさんとちょうど入れ違った。湯も適温でゆっくり浸かっていられる。
石抱温泉
山形県大蔵村
肘折温泉から銅山川の上流3キロ程上った所に、ひっそりと沸いている温泉。写真の真ん中あたりに湯の沸き出し口がある。炭酸泉の為、体が浮かぶのを防ぐために石を抱いて入ったことに由来するとか。肘折温泉内の「ゑびす屋」さんで管理されており、掃除も定期的に行っている。入浴の際は、一声かけてから入りたい。
見立温泉
岩手県湯田町草井沢
含食塩芒硝泉
01年8月
国道から錦秋湖を渡り、ひたすら山の中へ走ると、やがて林道に変わる。左にカーブしているところに温泉への入り口がある。山道を徒歩約5分くらいのところに浴槽が2つにわかれた湯舟が見える。夏と言うこともあり、虫が多く、ゆっくり入れなかったが、ロケーションの良い温泉。
広河原温泉
山形県飯豊町字湯ノ沢
ナトリウム・カルシウム−炭酸水素塩・塩化物泉
入湯日:01年8月
結構ハードなダートを走り、終点に沸く間欠泉の温泉。湯は温めだが、間欠泉の浴槽に直接入れる所も珍しい。目の前で吹き上がるのは気持ちよい。茶褐色の堆積物も立派に成長している。湯小屋も新しく、温泉も綺麗に清掃されている雰囲気が好感を持てる。
湯野上温泉
福島県南会津郡下郷町湯野上
同行した友達に教えてもらいました。湯野上温泉郷の中、大川沿いにある無料の露天風呂。水量豊富な大川より少し高い位置に広い浴槽がある。脱衣所などはなし。川の流れを見ながら、ゆったり入れるのがうれしい。
玉川露天風呂
秋田県仙北郡田沢湖町
ガンまで治すという玉川温泉。遊歩道周辺には岩盤浴する人々が多数います。その中、ポツンと現れるのがこの露天風呂。囲いも何もない。遊歩道の脇にあるだけに入るのに躊躇してしまう。
夫婦かっぱの湯
青森県下北郡大畑町大字大畑字赤滝岩1-3
尻屋崎YHで知り合った人に連れて行ってもらった。奥薬研温泉の中、広い駐車場の近く、レストハウスがあり、そこを抜けると川に面した所に石造りの広い露天風呂があった。ちかくにかっぱの湯という露天風呂もある。


施設編
青森県
青荷温泉
青森県黒石市大字沖浦字青荷沢滝ノ上1の7
tel.0172-54-8588
日帰り入浴料:500円(10:00-15:00)冬期2500円
泉質:単純炭酸泉
有名なランプの宿。湯舟は、龍神の湯、露天風呂、内湯、それに2000年元旦にオープンした健六の湯。露天風呂にはタルで作った子宝の湯もある。夕方になると、それぞれの湯舟にランプが灯り、雰囲気を盛り上げる。冬は雪で通行止めになるので、雪上車を利用して宿に着く。雪深い山中で下界から閉ざされた世界は格別なものがある。
酸ヶ湯温泉
青森市荒川南荒川山
TEL:0177-38-6400
日帰り入浴料:500円(7:00-21:00)
泉質:酸性硫黄泉(含石膏、酸性硫化水素泉)(緊張低張性温泉)
開湯は1684年と伝えられる。有名な総ヒバ造りの「ヒバ千人風呂」は80坪もの浴室で、中に熱の湯、冷の湯、四分六分の湯、湯滝がある。熱の湯の湯舟には真ん中あたりに旗が立ててあり、その右側は女性用、左側は男性用と書いてあったが、今はどうなってるのだろう。混浴だが、女性専用時間が設けられている。
蔦温泉
青森県上北郡十和田湖町奥瀬字蔦野湯1
TEL:0176-74-2311
日帰り入浴料:400円(9:00-19:00)
泉質:単純泉
泉響の湯・久安の湯の2つの内湯があり、いずれも足下湧出温泉。適温の温泉はゆっくりと入れる。温泉の裏には近くの蔦沼を巡る遊歩道がある。1147年に湯小屋が出来、「蔦の湯」と呼ばれ、湯治の場として親しまれた。大町桂月の紀行文「蔦温泉帖」などにも紹介されている。今の蔦温泉は1909年に蔦温泉旅館として再スタートした。
温湯温泉
青森県黒石市温湯温泉
TEL:0172-54-8401
日帰り入浴料:180円(4:00-22:30)
泉質:ナトリウム-塩化物泉
400年以上の歴史を持つ温泉。2001年8月に新装なった大浴場は、2つの湯舟を有し、湯温が少し違う。この時は何故か湯の花が大量に発生しており、それを従業員の方が網で救っていたのが、印象に残っている。
谷地温泉
青森県十和田湖町南八甲田山谷地温泉
TEL:0176-74-1161
日帰り入浴料:300円(7:00-21:00)
泉質:単純硫化水素泉(緊張、低張性高温泉)無色透明38℃の湯(霊泉)と白濁42℃の2種類の源泉
標高800mのミズバショウが群生する谷地湿原に湧く温泉。遊歩道も整備されていて、温泉の合間に湿原巡りができる。混浴の大浴場の他に階段を下りた所には打たせ湯もあり、女性には専用風呂も用意されている。八甲田の山間にひっそりと佇む一軒宿。
小田川温泉 秀吉のやかた
青森県北津軽郡金木町大字嘉瀬端山崎267-567
TEL:0173-52-2626
日帰り入浴料:350円(6:00-21:00)
泉質:ナトリウム-塩化物泉
何故か青森県の金木町に国会議事堂(に似た建物)が現れる。すぐ近くにはお城があり、何でも小田川藩の天守閣だとか。小田川藩は独立国家だとか。。また国道が走ってたりとか。。。オーナーは選挙でも有名な羽柴誠三氏。不思議な温泉です。。。。
黄金崎不老不死温泉
青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15
TEL:0173-74-3500
日帰り入浴料:300円
泉質:食塩泉、49℃
すぐ目の前は日本海。波しぶきがかかりそうな混浴露天風呂。茶褐色の湯で、波音と風の音だけが聞こえる。一度、夕陽が沈むのを見ながら入りたい。すぐ隣には女性専用露天風呂がある。
深沢温泉
青森県青森市駒込深沢650
TEL:017-738-1464
日帰り入浴料:350円(7:00-21:00)
泉質:ナトリウム・カルシウム(硫酸塩泉)、45.8℃
入湯日:02年2月
1983年開業の一軒宿。2月で酸ヶ湯より上は通行止めで、八甲田温泉を迂回する途中、看板が見えた。雪の壁しか見えない中にポツンと宿が現れた。質素な建物だが、湯舟は2つあり、湯温が違う。掛け流しなのが嬉しい。
長寿温泉
青森県八戸市下長3-21-11
TEL:0178-28-4126
日帰り入浴料:350円(5:00-24:00)
泉質:ナトリウム塩化物泉
地下1000mから毎分600リットルの豊富な湯量を汲み上げている。加熱、加水を一切行っていないらしく、浴槽も樹齢500年の青森ヒバをくり抜いた浴槽があり、一度に2,3人しか入れない。何より営業時間が長いため、フェリーを利用する時にありがたい。
秋田県
後生掛温泉
秋田県鹿角市八幡平後生掛
tel.0186-31-2221
日帰り入浴料:400円(7:00-19:30)
泉質:酸性単純硫黄泉
湯舟は一番大きい神経痛の湯、泡の出る火山風呂、美肌効果がある泥湯、打たせ湯の滝湯、首だけ出して入る箱蒸し風呂、自然蒸気を利用したサウナ、混浴の露天風呂(冬期は閉鎖されるみたい)と様々な温泉を楽しめる。特に泥湯は珍しい。東北でもお薦めの温泉。
蟹場温泉
秋田県仙北郡田沢湖町乳頭温泉郷
tel.0187-46-2021
日帰り入浴料:500円(8:00-18:00)
泉質:単純硫化水素泉
蟹場とは近くの沢に蟹がたくさん住むことから名付けられたという。広い露天風呂までは本館より100mくらい歩いた所にあり、この時は雪が多く、ころびそうだった。
黒湯温泉
秋田県仙北郡田沢湖町生保内黒湯沢2-1
TEL:0187-46-2214
日帰り入浴料:400円(7:00-18:00)
乳頭温泉郷の中で最も奥にある。茅葺き屋根の湯治場は秘湯ムードが漂う。訪れた時は雑誌の写真撮影を混浴露天風呂で行っていた。いろいろな雑誌で紹介されている人気の宿。
孫六温泉
秋田県仙北郡田沢湖町先達沢国有林
TEL:0187-46-2224
日帰り入浴料:400円(7:00-19:00)
泉質:単純硫化水素泉、単純泉など
駐車場から徒歩5分。「山の薬湯」とも呼ばれ、泉質の違う4つの浴場と露天風呂がある。
鶴の湯
秋田県仙北郡田沢湖町田沢字先達沢国有林50
tel.0187-46-2139
日帰り入浴料:400円(10:00-15:00)
泉質:白湯(含硫黄-Na・K-塩化物-炭酸水素泉)など4種類。
350年の歴史を誇る温泉。白湯の混浴露天風呂は足下から自然湧出する。茅葺き屋根建物が風情を出している。
大釜温泉
秋田県仙北郡田沢湖町乳頭温泉郷
tel.0187-46-2438
日帰り入浴料:500円(8:00-18:00)
泉質:硫酸塩泉
この日、4ヶ所の温泉を巡り、その都度着替えや露天風呂を巡ったので、宿について風邪をひいた。翌日、体がだるくて風呂に入る気にもならなかった事を覚えている。
泥湯温泉 奥山旅館
秋田県湯沢市高松字泥湯沢25
TEL:0183-79-3021
日帰り入浴料:500円(8:00-18:00)
泉質:単純硫黄泉
泥湯というので、泥の温泉を期待したが、無色透明だった。女性週刊誌の取材を受け、写真を撮られたので、もしかしたら掲載されたかも。山間の静かな一軒宿でした。
東トロコ温泉
秋田県鹿角市八幡平字切留平10-1
TEL:0186-31-2226
日帰り入浴料:400円(7:00-20:00)
泉質:ゲルマニウム含有アルカリ性単純泉
泉質にゲルマニウムが含まれる珍しい温泉。内湯と露天風呂がある。「 トロコ」ははアイヌ語で”沼の跡 ”の意味。
矢立温泉 赤湯
秋田県大館市長走
TEL:0186-51-2334
日帰り入浴料:300円
泉質:含食塩炭酸鉄泉
宿の前には以前の奥羽本線の橋脚が残り、また、旧国道7号線跡の道が残る。当時は、鉄道沿いの温泉として名を馳せたと思われる。今は、鄙びた湯治宿といった雰囲気で浴室も質素な雰囲気が漂う。赤茶色の湯は温泉成分も豊富なのか床が鍾乳洞の千枚田状態だった。
岩手県
松川温泉 松川荘
岩手県岩手郡松尾村松川温泉
TEL:0195-78-2255
日帰り入浴料:400円(8:00-20:00)
泉質:単純硫化水素泉
松川温泉の中で一番奥にあり、お湯は白濁の温泉。松川温泉では一番露天風呂が大きい。露天風呂は混浴と女性専用があるが、混浴側との仕切が低く、丸見えに近い。
秋には周囲の木々が紅葉し、川のせせらぎを聞きながら、入る露天風呂は格別なものがある。
松川温泉 元湯松楓荘
岩手県岩手郡松尾村寄木1-41
TEL:0195-78-2245
日帰り入浴料:500円(8:00-20:00)
泉質:酸性単純硫黄泉(硫化水素型)、63.5℃
ここの売りは洞窟風呂。吊り橋を渡って、目の前に流れる川の対岸側へ行く。崖をくり抜いた天然の岩風呂で、棚が置いてあり、すぐ横で着替える。4,5人程度しか一度に入れない。他にも混浴露天風呂と女性専用露天、男女別内湯がある。内湯は大きな岩を利用して仕切られている。
国見温泉 石塚旅館
岩手県岩手郡雫石町大字橋場国見温泉
TEL:090-3362-9139
日帰り入浴料:400円(9:00-19:00)
泉質:含硫黄・ナトリウム・炭酸水素塩泉
温泉の色が緑色をしている珍しい温泉。混浴露天風呂以外にも男女別の内湯があり、女性専用の露天風呂もある。写真は混浴の露天風呂で、周りを岩で囲まれている。非常に成分が濃く、湯舟の底に多量の温泉成分が沈殿していた。源泉は無色透明だが、空気に触れるとこのような色に変わるらしい。また日によっても色が変わる。冬は雪深く営業していない。
国見温泉 森山荘
岩手県岩手郡雫石町大字橋場国見温泉
TEL:019-624-3189
日帰り入浴料:400円(7:00-20:00)
泉質:含重層土類硫化水素泉
写真は露天風呂だが、最近作り直したらしい。緑色の珍しい温泉で、湯船の底には温泉成分が大量に堆積しており、動くとその湯の花が浮かび上がってくる。渓谷を見下ろす場所に作っており、紅葉の頃が美しそうだ。一年のうち半分は閉鎖している貴重な温泉。石塚旅館から引湯している。
ラ・フランス温泉館
岩手県紫波郡紫波町小屋敷字新在家90
TEL (019)673-8555
日帰り入浴料:700円(9:00-22:00)
泉質:アルカリ性単純温泉、41℃
露天風呂を初め、13種類の浴槽があり、それぞれに楽しめる。温泉だけでなく、すぐ近くにはプールもあり、宿泊も出来る。他にもカラオケルームやトレーニングルームもあり、地元民が多種多様に楽しめる施設になっている。しかし、ラ・フランスといえば、山形のイメージだったんだけど。
新鉛温泉 愛隣館
岩手県花巻市鉛字西鉛23
TEL:0198-25-2341
日帰り入浴料:600円
泉質:ナトリウム、カルシウム、硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)、63.5℃
1959年営業開始。2万5千坪の大庭園。館内ではイベントも開催している様子で、櫓が組まれていた。広い浴室で、清潔に保たれているのが気持ちいい。露天風呂は立って入る立湯で、庭園を一望できる。
砂ゆっこ
岩手県和賀郡湯田町槻沢25-16-1
TEL:0197-82-2500
日帰り入浴料:200円、砂風呂1000円(8:00-21:00)
泉質:ナトリウム・カルシウム―硫酸塩・塩化物泉、85℃
入湯日:99年8月
「ゆっこ」はこちらの方言らしい。町の特産である天然けい砂を使用し、床下に温泉を流して屋内に砂風呂を作っている。東北では初めての砂風呂。受付で浴衣を借り、約15分ほどの入浴。入っていると全身が温まる。
穴ゆっこ
岩手県和賀郡湯田町耳取49-2-137
TEL:0197-82-2600
日帰り入浴料:200円
泉質:ナトリウム・カルシウム―硫酸塩・塩化物泉
入湯日:99年8月
ここより山奥の大石地区は鷲之巣、鷲合森は、昔、多くの鉱山があり、幾つもの坑道がありました。その坑道をイメージした「洞窟ぶろ」がここの売り。しかし、人工に作られた洞窟ってのもなぁ。。。露天風呂もあり、錦秋湖の眺めがよい。
ほっとゆだ
岩手県和賀郡湯田町40-53
TEL:0197-82-2911
日帰り入浴料:200円
JRの駅舎に隣接した温泉。北上線にある「ほっとゆだ」駅で湯田町の中心地にある駅。付近には湯田温泉郷があり、湯量は豊富。浴室内に信号機があり、列車が来るのを教えてくれる。
たいら山温泉 白龍閣
岩手県和賀郡東和町東晴山15区153
TEL:0198-44-2324
日帰り入浴料:450円
「不思議な水」という名前で水の販売もしており、温泉よりも水を買って帰る人が多い。皮膚病やアトピーに効くらしい。湯舟が一つしかないので、交代で入る。ほぼ貸切風呂に近い。待合室では、お菓子やお茶をご馳走になりながら、入浴待ちの人達と語らう。何でもこの湯は山向こうから引き湯しているらしい。
パストラルバーデン
岩手県紫波郡矢巾町大字煙山第3地割563番地
tel.019-697-1126
日帰り入浴料:600円(10:00-22:00)
平成6年6月オープンの新しい温泉。パストラルは英語で田園、バーデンはドイツ語で温泉入浴の意味。洋風建築の建物は非常に目立つ。中も立派な造りで大理石などが使われている。健康センター。
鉛温泉 藤三旅館
岩手県花巻市鉛字中平75-1
TEL:0198-25-2311
日帰り入浴料:500円(9:00-20:00)
泉質:単純泉
花巻南温泉郷にあり、600年の歴史を誇る有名な一軒宿。ここの温泉宿主、藤井家の遠祖が高倉山麓でキコリをしている時、岩窟から出てきた一匹の白猿が、カツラの木の根元から沸き出す泉で手足の傷を癒しているのを見て、この温泉を発見。賢治の童話「なめとこ山の熊」でもうたわれる温泉。湯治部と旅館部に分かれ、日帰り入浴は湯治部より入浴する。
渡り温泉 花ごころの宿 渡り
岩手県花巻市湯口字佐野21-8
TEL:0198-25-2801
泉質:単純硫黄泉
ここは、長い間日帰り入浴は受け付けていなかったが、たまたま訪れた際、日帰りを受け付けていたので、入ってみた。建物は「かえで」と「さつき」に分かれており、「かえで」側の温泉浴場のみ入浴可だった。小さいながらも露天風呂を備え、立派な石組みの露天風呂だった。内風呂はゆったりと広い湯船をしており、疲れをゆっくりと癒せる。敷地内には散歩道もあり、温泉あがりにゆっくりと庭園を見物するのもいい。
台温泉 精華の湯
岩手県花巻市台2-56-1
TEL:0198-27-2426
日帰り入浴料:500円(6:00-22:00)
泉質:含硫黄・ナトリウム。硫酸塩・硫化物泉
台温泉は開湯1200年を誇る歴史ある温泉で、花巻温泉よりさらに奥に位置する。狭い道沿いに情緒ある温泉旅館が建ち並ぶ温泉郷。その中で唯一の共同浴場。平成12年にオープン。それまでは日帰り施設などなく、気軽に温泉に入りにくかった。ここは道が狭い上に、駐車スペースも大きくはないので、混む時間帯などは車の駐車スペースを確保するのに苦労するのが難点。
大沢温泉 自炊部
岩手県花巻市湯口字大沢181
TEL:0198-25-2315(自炊部)
日帰り入浴料:400円(7:00-20:00)
泉質:硫化水素泉(アルカリ性単純泉)
伝説によると、約1200年前、延暦年間に坂上田村麻呂軍が東征の際、負傷した傷をこの温泉で癒したと言われる。
日帰り入浴は、自炊部と山水閣に分かれる。自炊部では、内湯の他に川沿いの露天風呂「大沢の湯」、半露天風呂「豊沢の湯」、菊水館「南部の湯」に入れる。中でも「大沢の湯」は立派な岩風呂で、川の流れを見ながらゆっくり入れる。
湯田薬師温泉 中山荘
岩手県和賀郡湯田町間木野
TEL:0197-82-3298
日帰り入浴料:200円
泉質:ナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉
湯田町中心部から離れた山中にある一軒宿。露天風呂と内湯があり、露天からは周りを森に囲まれ、自然を満喫できる環境。当時は、半混浴で、内湯のある手前側は立派な石で仕切られており、奥は仕切のない女性側とつながった大きな一つの湯船だったが、最近は完全に仕切られているらしい。
宮城県
吹上温泉 峯雲閣
宮城県玉造郡鳴子町鬼首字吹上16
TEL:0229-86-2243
日帰り入浴料:500円(10:00-13:00)
泉質:ナトリウム-塩化物泉
内湯の他に混浴の露天風呂がある。露天風呂の奥には洞窟のような穴が開いていて、昭和28年頃迄温泉熱を利用して味噌用の麹を造っていたそうです。露天風呂よりさらに奥には旅館専用の湯の滝がある。露天風呂のお湯とは源泉も違う。近くには間欠泉もある。
鳴子温泉 滝の湯
宮城県玉造郡鳴子町
日帰り入浴料:150円(7:30-22:00)
泉質:酸性-含硫黄-ナトリウム・アルミニウム・カルシウム-鉄(U)-硫化塩泉(硫化水素型)、46.2℃
鳴子温泉のシンボル的存在の共同浴場。すぐ山の手にある温泉神社の”ご神湯”を引いている。千年以上前の噴火によって温泉が湧出するようになり、それを祀って温泉神社が出来た。名前の通り、引き湯した温泉は打たせ湯にしている。
鎌先温泉 木村屋旅館
宮城県白石市鎌先温泉1-51
TEL:0224-26-2161
日帰り入浴料:500円(10:30-15:00)
泉質:ナトリウム塩化物硫酸塩泉
鎌先温泉は今から約600年前の正長元年(1428年)に、農夫が喉が渇いて水を探している時に発見した。この時、鎌の先で木の根や岩をかき分けて沸き口を発見した事から名前の由来がある。奥羽の薬湯と呼ばれ、湯治場として栄えてきた。内湯の他に展望露天風呂があり、温泉街を見下ろす絶景の露天風呂。
川渡温泉 藤島旅館
宮城県玉造郡鳴子町大口字川渡84
TEL:0229-84-7412
日帰り入浴料:200円
泉質:含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性中性高温泉)
旅館横には二千坪の日本庭園を持ち、回遊式の池の周りには樹齢400年のオンコの大木が数本生えている。この庭園をゆっくり散歩するのもいい。なだらかなスロープを降りていくと浴室で、広い湯舟が一つある。湯治客が多いようで、自炊施設も充実しているようだった。
青根温泉 大湯
宮城県川崎町青根温泉1-1
TEL:0224-87-2011
日帰り入浴料:150円(8:00-20:00)
泉質:単純泉、52.6℃
入浴券を付近の売店から購入し、入り口の箱に入れる仕組みの共同浴場。隣接する湯元不忘閣からも入浴できる。男女別だが、敷居の壁が低いのに驚く。浴室や脱衣室の割には湯舟が大きく、ゆったり入れる。青根の名前はおよそ400年前に温泉を発見した時、アオヌキの木の根本から湯が沸き出していた事に由来する。
金成温泉 延年閣
宮城県栗原郡金成町畑三沢32
TEL:0228-42-1121
日帰り入浴料:1日券800円、2時間券400円(7:00-22:00)
泉質:ナトリウム-塩化物泉(純食塩泉・低張性アルカリ性高温泉)
国道4号線を走っていると、周囲に何もない所へ、丘の上に建ち、目立つ存在だったので気になっていた。露天風呂を作る工事中とかで、外が見れなかったのが残念だが、展望のよいガラス張りの浴室でした。
山形県
銀山温泉
山形県尾花沢市大字銀山
泉質:含食塩硫化水素泉
慶長年間に野辺沢銀山の鉱夫が見つけたという山峡の温泉。大正時代の面影を残す三層、四層の木造旅館が当時の風情そのままに軒を連ねている。NHK連続TVドラマ「おしん」の舞台にもなった温泉。共同浴場もある。
姥湯温泉 桝形屋旅館
山形県米沢市大字大沢姥湯1
TEL:0238-34-2157
泉質:単純酸性硫黄温泉
入湯日:99年9月
開湯は1533年。標高は1250mで、温泉に通じる道は、車がようやくすれ違いできるほどの道幅しかなく、昔は更に狭くてスイッチバック方式で上らなければならない道だった。紅葉の時期だったが、絶景の景色の中で入るまさに秘湯といった雰囲気。
むくどりの夢館・温もりの湯
山形県東置賜郡高畠町一本柳2175
TEL:0238-52-2434
日帰り入浴料:200円(7:00-20:00)
泉質:アルカリ性単純泉
浜田広介記念館の隣にある日帰り入浴施設。高畠町には駅前に太陽館があり、こちらは比較的マイナーな施設かも。浴室も大きくはなく、ゆっくり入るには不向きかな。何ゆえにむくどりの夢というのでしょうか。周りに田圃などは多いのですが、この時はむくどりらしい鳥もあまり見えなかったけど。。。
白布温泉西屋旅館
山形県米沢市大字関1527
TEL:0238-55-2480
日帰り入浴料:500円(12:00-15:30)
泉質:含石膏・硫化水素泉
白布温泉は、以前は東屋、中屋、西屋と三軒の茅葺き屋根の旅館が建ち並ぶいずれも歴史のある温泉旅館だったが、平成12年の火災により西屋のみ災害を免れた。風情のある建物で入り口近くの部屋には囲炉裏が見られた。温泉は少し熱めの湯で、三本の湯滝が流れ落ちる。小さい浴室で、混雑するような時期は避けたい。
太陽館
山形県東置賜郡高畠町山崎200-1
TEL:0238-57-4177
泉質:アルカリ性単純泉
入湯日:92年12月
高畠町の総合コミュニティ施設で、JR高畠駅舎内にある。改札を出るとすぐに受付がある。浴槽は檜造りと御影石造りの二つで、露天風呂はない。地元客が多く、混雑する時間は、少し狭い感じがする。列車待ちなどに利用できるのがうれしい。
五色温泉 宗川旅館
山形県米沢市板谷498
TEL:0238-34-2511
泉質:炭酸水素塩泉
入湯日:93年7月
日帰り入浴料:500円
明治38年創業(湯が発見されたのは白鳳時代、およそ1300年前)。今までに皇族や華族、徳川家や細川家などが訪れた格式のある温泉旅館。石組みのアーチと岩盤を利用した内風呂とこの森の中にある露天風呂がある。付近には日本初の私設スキー場が開設されていたが、今は閉鎖されている。
福島県
鯖湖湯
福島市飯坂町字湯沢
日帰り入浴料:100円(6:00-22:00)
泉質:単純温泉、51.4℃
鯖湖湯の場所には古代より伝説があり、日本武尊(ヤマトタケル)が東征のときに左波子湯に浸かって病気を治したと言われている。元禄2年(1689年)には奥の細道の途中に飯坂に立ち寄った松尾芭蕉が湯につかったと伝えられる名湯で、飯坂温泉で最も古い共同浴場。湯舟は御影石で作られており、脱衣所との仕切がない。湯は熱めで長く入れなかった。単純泉だが、ラジウムを含む
赤湯温泉 好山荘
福島県福島市土湯温泉鷲倉
TEL:0242-64-3217
日帰り入浴料:500円(10:00-15:00)
泉質:単純温泉(硫黄泉、炭酸鉄泉) 、55℃
男女別の内湯と露天風呂があり、内湯は自然湧出する源泉そのもので、鉄分を多く含み、タオルをつけるとたちまち茶色くなってしまう。露天風呂は白濁した硫黄泉。
微温湯温泉 二階堂旅館
福島県福島市桜本字温湯11
TEL:0245-91-3173
日帰り入浴料:500円
泉質:酸性含鉄(II、III)アルミニウム硫酸塩泉、31.8℃
300年の歴史があり、茅葺き屋根の建物がその歴史を伺わせる。眼病に効果があると言う源泉は、湯温が低く、加熱した湯舟と交互にはいると、体がとろけそうになるくらい気持ちがいい。
鷲倉温泉
福島県福島市土湯温泉町鷲倉山1番地
TEL:0242-64-3224
泉質:単純泉、 単純硫黄泉(硫化水素型)、酸性含鉄(U.V)アルミニウム硫酸塩泉
温泉の発見は19世紀の終わり頃。標高1250mと東北1の高地を誇る。戦前、東京の大妻学園の山荘だった建物を、温泉ごと買い取って開業したという比較的新しい旅館。1963年に磐梯吾妻スカイライン開通を期に現在の地に移った。泉質の違う三つの温泉が湧出している。
新野地温泉 相模屋旅館
福島県福島市土湯温泉町野地2
TEL:024-264-3624
日帰り入浴料:500円(10:00-15:00)
泉質:硫黄泉、85.8℃
鬼面山の山腹、標高1200mから沸く。内湯もあるが、何と言っても露天風呂がいい。男女別の露天風呂は鬼面山の眺めがよく、遊歩道を風呂まで歩いていく間も気持ちいい。


温泉メインへ